旅のために貯金する方法

でも5ドルのコーヒーはガマンしなくても大丈夫!

旅のために貯金するヒントについてのブログを読んでみると、だいたい同じようなアドバイスばっかり。それはつまり、高いコーヒーは飲まないこと

考え方はシンプルです。毎日5ドルを使うということは1日に150ドル、年に1,800ドルを本当は必要ないことに使っているということ。

でも悪いけど、コーヒーが大好きだしやめるつもりはないし、コーヒーのためなら2,000ドル払っても惜しくありません。

私と同じでコーヒーが大好きなら、ガマンしたくないですよね。でも実は、これはコーヒーの話じゃないんです。私がコーヒーが好きだということ、そして私に飲むのをやめろという人たちがいる、という話です。

そんなの、大きなお世話。好きなものと旅を同時に楽しめないはずがありません。

 

旅のために貯金する方法… 目的は他のものでも可

旅のために貯金する時にぶち当たる本当の問題といえば、貯金ができないことではなく、自分たちがいかに消費することが上手いか、ということです。

私たちは自分たちが何を買って何を消費しているのか、正確な一覧表は作っていません。私たちは盲目的にモノにお金を支払い、実際にいくら使ったのかを後になってやっと考えます(そしてかなりショックを受けることが多いのです)。

私たち皆にラミット・セティ氏(Ramit Sethi)のようなファイナンシャル・アドバイザーがついていたらいいのに。彼のニューヨークタイムズのベストセラー『I Will Teach You to Be Rich(直訳:リッチになる方法を教えます)』には、私たちのような20代、30代の人々にぴったり当てはまる実用的なアドバイスが書かれています。それに彼はめちゃくちゃ面白いのです。

タイトルは上品ではありませんが、中身は最高。この本はおそらく、これまでに私が読んだどの本よりも、大人になった自分の生活に一番影響を与えた本です。一番です。

セティ氏は、ヤングプロフェッショナルとして自分の収入をいかに組み立てるべきか、明確に説明しています。彼は「どうやって可能な限り節約するか」ではなく、好きなことをするために必要なお金を常に確保できる「生活と収入のバランス」についてアドバイスしています。

彼の提唱する支出計画のポイントは実際、かなりシンプルです。つまり、事前に収入を振り分ける時間を取ることが必要で、あとは口座に実際に残っているお金を使うだけなのです。

今までとは逆のことをするだけ。振り返って毎月いくら使ったかを確認するのではなく、先のことを考えて手持ちのお金をどう使うかを決めます。

 

ステップ1: 支出の制限 VS.  興味に優先順位を付ける

いつも旅のための貯金ガイドを読んでいて、自分にとって問題だったのはガマンを重視している点でした。ガマンをすると人生を楽しめなくなりますが、私たちが旅する理由って楽しい時間を過ごしたいからですよね。言いたいこと分かりますか?

すぐにお金を貯金できる人の多くは、とてもわびしくて厳しい生活をしていることを認めるでしょう。私は目標を達成している人たちに大きな拍手を送ります。本物の根性と決意があるからです。

旅のために貯金したいなら、毎回お金を使う時にとにかく節約をすることです。でも、大多数の人にとって、これは無理なく続けられる方法ではありません。

旅のありがたみを感じるためだけに、節約中にみじめな気分になる必要はありません。

切り詰めてガマンばかりする代わりに、好きなものにお金を使うことにもっと集中するべきです。実際、とても簡単なことなのです。好きな物に対する割合を増やし、好きではないことに対する割合を減らすのです。これはお金に対してだけでなく、人生にとっても良いアドバイスです。

私たちは「大人になったらどうやってお金を稼ぐのか」については学校で多くのことを学ぶのに、「実際に稼いだお金をどう管理するか」についてほとんど勉強しません。不思議ですよね。私の両親は自分の収入の扱い方をまったく教えてくれませんでしたし、そのために私は損失の大きなミスを何度かしたことがあります。

私がこれからやろうとしていることを、おそらくこれまで誰もわざわざ皆さんに示してこなかったと思います。では実際にやってみましょう。

毎月の支出額を書き出します。紙とペンを出すか、パソコンを開いて書き出し始めましょう。待っていますよ。

本気です。書くものを持ってきて。

まだ待っていますよ…。 

いいでしょう、もっと簡単にしましょう。この実習が簡単にできるインタラクティブなスプレッドシートを作りました。数字を入力すれば、自動的に計算してくれます。

こちらをクリックしてスプレッドシートをダウンロードしましょう。

スプレッドシートをダウンロードしたら、最初の欄に収入を入力し、次の欄に毎月の必要経費を入力します。必要経費とは、賃貸料や公共料金、食料品、学費の返済などです。紙に書いている場合は、月間合計額を計算します。

次に、その他の支出額を記入します(または別の列を作成して他のアイテムのリストを作ります)。音楽配信サイトや動画配信サイト代、コーヒー代、ジムの会費など、さまざまなものがあります。毎月の支出額を細かく書き出し、すべてを合計します。

そして、自分にとって優先順位の高いものと低いものを考え、別のリストに記入します。傾向が分かりましたか?

 

ステップ2: 旅のための貯金をサポートする支出計画

毎月の実際の支出額が分かったら、どのように支出しているのかを詳しく見て行くことができます。下のガイドラインと現在の支出の傾向とを比べてみましょう。目標を達成するには、各項目にどのくらい多く/少なくお金を使えばよいのでしょうか。

賃貸料、公共料金、食料品、学費の返済、その他の必要経費は、月給のおよそ50%に収めることが望ましいと考えられています。あなたの合計額はこの数字と比べてどうでしょう。これ以上に支出している場合は、ライフスタイルを考え直す必要があるかもしれません。50%以下であれば、素晴らしいです!

毎月のその他の支出額は手取りの2030%に抑えるのが理想的です。自分のリストを見てみましょう。その他の支出額は賃貸料/必要経費の半分ほどですか?そうであるべきなのです。

旅のための貯金額20~30%にするべきですが、毎日の生活のためにもっとお金を使って少しだけ先のために貯金したいという場合は、これを10%まで減らすこともできます。すべて自分の目標次第です。

毎月初めに賃貸料を払い、クレジットカードの支払いをして、貯蓄用の口座にお金を移動します。必要経費を支払った後、口座に残った金額がその月のその他の目的のために使える金額です。

必要な支払いは済ませて貯蓄もしているため、安心してゼロまで使いきることができます。

残ったお金の使い道に対するルールは、支出計画で決めた物にだけ使うことができる、ということです。毎月、500ドルが残っているとしましょう。友だちとの交際費に200ドルを割り当ててそれを使い切ってしまったら、もう外出はできません。誘いは気持よくお断りして、代わりに動画を見て夜を過ごしましょう。

外出でお金を使い過ぎてしまい、別のことをガマンする場合は(これは避けるべきことですが)、ガマンするものは何でもよいです。

優先順位の高いものと低いもののリストを見て、各項目にどのくらい使うかを決めます。優先順位が高いものをキープしながら、低いものを削ることができますか?

計算をしてみると、自分のライフスタイルを少し組み立て直す必要があると気付くかもしれませんが、好きな物を諦める必要はありません。日々の生活でたまに自由に使えるお金を少しだけ残しておくことを忘れないようにしましょう。おこづかいとして使えるお金を少し残しておきたいですよね。

この基本ガイドラインに従って、私は数か月で数千ドルの貯金に成功しました(クレジットカードと旅行代を同時に支払いながら)。

一番良い点は、一度組み立ててしまえば、あとは途中で少し調整や修正をするだけです。うそ偽りではなく(聞こえがいいから言う訳ではなく)、ほんの数時間の作業をするだけで、結果として次のバケーションにつながるのです。

 

ステップ3: 実際に旅行中に節約する(同じアドバイス)

数か月後、目標額に到達し、旅に出る準備ができたからといって、さあ散財する時がきた!と思わないようにしましょう。基本的なお金のルールは(残念ながら)変わりません。

同じ優先順位のルールに従って、旅の間に使える予算の額を考えましょう。別の国に行けば食事や宿泊費の価格も違いますから、それも考える必要があります。

国によっては、思い通りにうまく行く場合もあるでしょう。

タイで1日30ドルという予算を決めたら、先に何がいくらなのかを調べて適切な金額を割り当て、残った予算は遊びに使うことにします。

重要だと思うことや物があれば、それを優先しましょう。5ドルのコーヒーを飲み続けたければ、旅行中の費用にそれも盛り込んでおきます。

私はオーストラリア全土を旅して、お財布にやさしいYHAの宿泊施設を選びました。オーストラリア国内にあるYHAはどこも清潔で整備が行き届いた、居心地の良いホステルばかりで、安いからといって快適さを犠牲にするようなことはありませんでした。これは旅行全体の良い印象に一役買っています。

 

旅行中に同じガイドラインに従っていても、実は何もガマンしていないことに気付きます。欲しいものは手に入れ、好きなようにお金が使えるのです。事前に使い道を選択する必要があるというだけのことなのです。

ジェレミー・スコット・フォスターのブログ「トラベルフリーク(TRAVELFREAK)」もフォローしてみてくださいね。

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